| 3DダンジョンRPG「Wizardry」の5作目をスーパーファミコンへ移植した作品。
オリジナル版より難易度が抑えられている。
キャラクターデザインは末弥純氏、音楽は羽田健太郎氏が担当した。
プレイヤーは「訓練所」で自分の分身となるキャラクターを作成し、最大6名のパーティーを組んで地下に広がる広大なダンジョンに挑む。
今回の冒険の目的は、世界を破滅に導こうとする魔女ソーンの討伐と、魔女ソーンに捕らわれた、「三軸の門」の調停者ゲイトキーパーの救出となっている。
当時の一般的なRPGとの大きな違いは、主人公キャラクターたちは時間の経過や戦闘の敗北で死亡すると、最悪の場合セーブデータ上から消失してしまうということ。リアルな「死」が用意されている。
当時のRPGでは主要な登場キャラクターがシナリオ上の死でもないのに退場することはなかったため、この「死」の存在が戦闘の緊張感とダンジョンの閉塞感、不安感を高めている。
システムは少々難解で、ROMカセットには通常よりかなり分厚い取扱説明書が添付されていた。
現在のゲームほどゲーム内チュートリアルも充実してはいないので取説なしでの初見プレイはあまりお勧めできない。 |