| 「キューバ革命の英雄、チェ・ゲバラに捧ぐ」。インパクトのあるデモから始まるアーケード版からの移植作品で、システム的には怒シリーズと同様のシューティングゲーム。1956年、南米キューバ大統領バティスタは、重税と秘密警察を使って、この国を支配していた。ゲバラはカストロに協力し、独裁者バティスタを倒すため、密かにキューバに潜入。しかし彼らを待ち受けていたのはバティスタ率いる軍隊だった。アーケード版が出た当時も驚いたが、なんと実在の人物が登場している。主人公は、映画にもなったキューバ革命の英雄「チェ・ゲバラ」と元国家元首「フィデル・カストロ」。そして倒すべき敵は「フルヘンシオ・バティスタ」。実際のキューバ革命をモデルにしていると思われる大胆さで当時も話題となった。ゲームはゲバラとカストロを操作して基本武装のマシンガンと手榴弾を駆使しバティスタの屋敷を目指す。全9ステージで、難易度はかなり高い。特に最終面の難しさは一見の価値アリだ。敵の赤い兵士を倒すと出てくるパネルで様々なパワーアップが出来る。また、戦車にも乗り込む事が出来圧倒的火力で敵を蹴散らす爽快感は抜群だ。難易度は高いが全体的に撃って壊す爽快感が突き抜けているので、ゴロゴロ出て来る1UPアイテムを良い事に玉砕覚悟のゴリ押しプレイも一興だ。ちなみに1P2P選択画面で、ⅠコンとⅡコンのABとスタート同時押しで面セレクト画面にする。そしてステージ5を選択してからⅠコンとⅡコンのABと上を同時に押しながらスタートを押すと、SNK初期のゲーム「サスケVSコマンダー」をプレイすることが出来る。とにもかくにも、ボリュームたっぷりの痛快シューティングゲームなので、是非プレイして頂きたい。
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