| AD2030年、自らの科学力でその身を無機質のメカで固め、地球上の有機生命体の抹殺を計る「M.L.M」(メガロードマスター)の侵略が始まった。圧倒的戦力差に絶望する人々の中にまだ希望を捨てない男がいた。「チャールズ・K・竹田」、彼はあたかもこの危機を予知していたかの様に大西洋の孤島へ家族、そして数人の友人たちと移り住み、「バスターシステム」の開発を進めていたのだ。バスターシステムとは、人間の持つ特殊な精神波を増幅させ、物質の元素を自由に操ることを可能にするシステムである。これによって物質の移転や空間の破砕など、様々な超常現象を可能にするのだ。そして今、バスターシステムを搭載した2機のスーパーマシン「バスター1」「バスター2」は完成した。それぞれに竹田の特殊な訓練を受けた娘ホリーと息子マイクが乗り込み、M.L.Mを倒すべく、巨大空母「バスターベース」から発進した。王道のストーリーから始まり、スピード感あふれるゲーム展開とそれを盛り上げる疾走感抜群のBGM。何より「爽快感」、この一言に尽きるゲームである。コントロールキーと1ボタンのシンプル操作。ボタンはショットとサブショットの発射、長押しする事でチャージされる画面全体攻撃の「バスターフラッシュ」に使用。二人同時プレイも可能で、その場合二人同時に発動する「スーパーバスターフラッシュ」が使用出来る。元々はKANEKO制作のアーケードゲームで、本作はタイトルも含めアレンジ移植となっている(原題は「エアバスター」)。アレンジの中でも最も驚くのが敵の点数の最小単位が1万点と言う事。1クリすると2億点前後のスコアになると言う当時としては破格のスコアだ。難易度も控えめで、非常にカッコイイゲームなので、ノリの良いBGMに乗ってスピード感と爽快感を味わって欲しい。 |