| 『スターフォース』(STAR FORCE)は、1984年にテーカン(後にテクモと改称、後のコーエーテクモゲームス)から発売されたアーケードゲーム。
ファミリーコンピュータ版は、ハドソンの第一回全国キャラバンの公式ソフト。ハドソンからは主に本作品とキャラバンに合わせた「ハドソンスティック」が発売された。キャラバン専用の、画面上がジムダばかりのバージョンのカセットが存在する(非売品)。ハドソンの中本伸一により移植された。主に以下の点がアーケード版と異なる。
ハードウェア性能の制限から、アーケード版では同時に15の敵機が出現したものが、敵8機、弾が6発となっている他、コスト要因から、当初32KiBのROMで予定されたものが、16KiBのものに変更され、それに伴い、下記の変更がされている。
1.敵要塞のデザイン種類が16から6へ。エリアターゲットの形状も4種類だけになっている。
2.ギリシア文字が表示できなかったため、エリアとエリアターゲットは対応したアルファベットの頭文字(ALPHAならA、BETAならB、GAMMAならGというように、A,B,G,D,E,Z…)で表示される。
100万点ボーナス獲得のヒントを、地上絵の代わりに砂地とボーナスターゲット「B」で表現している。
3.一部のSE等の省略。
4.ガイラがキリではなく、通常弾を発射してくる。
5.ヒドンがショット1発で即出現、その後4発当てると破壊できる。
6.エリアターゲット出現時のスコアが100の位が奇数のときは右、偶数ならば左に動く(アーケード版と逆)。
7.ボーナスターゲット自体に得点がない。
8.ジムダ・ステギのボーナスが連続10個破壊で獲得できる。
9.ケラの出現位置が獲得スコアの100の位によって決定されるため、スコア調整によりケラが任意に出せる。難度は高いが、一画面中で複数出すことも可能。
10.複合攻撃などが減少し、敵の撃ってくる弾の量も減ったと共に、自機の連射性能が上がっているため、難易度が大幅に下がっている
ちなみにアメリカ版ファミコンのNES版は、アーケード版の開発元のテクモが北米向けに移植。アーケード版の海外版は『MEGA FORCE』であったが、NES版は『STAR FORCE』である。ROM容量の増加に伴い、基本仕様はアーケード版により近づけた内容となっている。大まかに以下の点が国内FC版と異なっている。
1.自機と一部の敵グラフィック、タイトル画面が書き換えられている。
2.音楽にアレンジが施されている。また、ゲームオーバー時の音楽が追加されている。
3.ボーナス獲得時の効果音やメッセージが再現されている。
4.敵のアルゴリズム、出現パターンがよりアーケード版を意識したものになっている。
5.オメガターゲットの破壊後、インフィニティエリアが始まる前に次回作であるスーパースターフォース の宣伝画面となる。
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