| 時は未来、人類が飛び出した宇宙では無法の嵐が吹き荒れていた。海賊キッドの略奪行為が、様々な惑星で繰り広げられ、地球連邦軍でさえお手上げの状態となっていた。一方、流れ者の賞金稼ぎで、昔の地球の西部劇にあこがれていたクリントは、ある人物からキッドの始末の依頼を受ける。その人物の名はアニー。かつてある惑星の地主の娘であったが、3年前キッドに両親や兄弟そして星にいた者全てを殺された上に、財産も奪われた。その後、連邦軍の特殊部隊に入隊し、いつか来る復讐の機会をうかがっていたと言う。それから3ヶ月後、アニーの依頼を引き受けたクリントは、アニーと共にキッドの本拠地である惑星アレクスに潜入。ついにクリントとアニーの銃が火を吹く。キッドの息の根を止める為に…。「SF西部劇」この言葉がピッタリのゲームだ。基本固定画面のステージで自機と照準を同時に操作するタイプのアクション・ガンシューティングゲーム。照準を動かして画面奥の敵を狙い撃ちつつ、画面手前の自機に向かって飛んでくる弾を、左右移動やジャンプといったアクションで避けていく。基本操作はショットとジャンプ・ボンバーの3ボタンで攻撃や緊急回避を行いレバー左右で移動。ショットは押しっぱなしで連射可能。ジャンプは2段ジャンプが出来、ボンバ-は画面全体攻撃だ。重要なのはショットボタン押しっぱなしの状態でジャンプボタンを押す事で出来る「ローリング」。緊急回避に使える無敵アクションだ。パワーアップアイテムも豊富で、銃のパワーアップやボンバーの補充なども出来る。また、もう一つの特徴として、特殊攻撃以外の敵弾は、自機のショットで撃ち消せる事。更に、このハイリスクな行動に見合うのが「ガトリングモード」の存在。敵弾を消して行くと画面下のゲージが溜まり、MAXになるとおよそ16秒間強力なショットが撃てるガトリングモードに突入。強力な敵もなぎ倒す事が出来る。避ける事よりも「撃つ」爽快感を重視した爽快なシステムが見事。得点稼ぎもアツい。ショットボタンを押しっぱなしのまま敵を倒し続けると敵スコアに倍率がかかって行く(最大5倍)。ボタンを離したり移動などの行動をしてショットを一瞬でも撃ち止めるとリセットされるが、10万点毎に1UPする本作では狙うと次々に残機を増やせてゲームを有利に進められる。これら数々のシステムで非常に遊びやすくなっている。美しいグラフィックも素晴らしい。BGMも口笛や激しいドラムなど、明らかな西部劇テイストを取り入れて更に雰囲気を盛り上げる。当時も大変人気があり、現在はプレミアソフトとしても有名な本作。撃つ爽快感が抜群の本作、是非遊んで頂きたいオススメの超名作だ。 |